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出版契約書

出版契約書というものがある。

書協のHPにそのひな形があり、利用することが可能だ。

http://www.jbpa.or.jp/publication/contract.html


昨晩、大学時代の友人から、出版社との対応をどうしたらいいか相談を受けた。
ちょっと、トラブルに成りかかっていた。
初めに、出版契約書を取り交わしていれば、と思った。
出版に際して、著者と出版社の仕事の割り振り・段取り(スケジュール案)および印税および献本部数など、細かい点や、それぞれ出来るところと出来ないところを明確にしておけばいいのだが、それは、原則的には、出版社の役目だと私は思う。しかし、それを確認しなかった友人にも非がないとはいえない。

具体的には、
 1.お金の問題(印税・製作費補助の著者・出版社双方の問題がある)
 2.作業負担の問題(出版社側の校閲・校正の有無・その方法)
 3.印刷方式・造本材料・装幀のイニシアティブの問題
 4.広告・宣伝・販売の問題
などを確認した方がいいと思う。


書協の出版契約書は、もっとも初歩的な一般的な内容がもれなく記されている。出版社が著者に提示するので、出版社の立場に立って書かれているという意見もある。出版社側の人間は、その記述内容を、きちんと自分の言葉で、著者にわかりやすく説明することが必要だ。さらには、それをそのまま使うのではなく、各出版社の実情に合わせて、もしくは身の丈に合わせて内容を修正する必要があるはずだ。一応、私の会社では、そのように心がけています。


ところで、この友人からの相談ごとは、単に出版契約の問題に止まらない、著者と出版社の関係の相互不理解が感ぜられたのである。
職業書籍製作者の私にとっては、それは、大きな、そして、広範にわたる問題へと発展していく可能性を秘めている。

私自身は、今行っている仕事の手順・質を再点検し、さらなる工夫・改善を試みる義務があると認識して、実践して行かなくてはならないと思う。
友人の相談事は、私にとって大変根源的なこと改めて考える契機となった気がした。

著者が書いた大切な原稿を、著者と共に考えられる最善の方法で形にして広めていくという作業が商業出版だと思うのだが、その方法は、出版社と著者の数だけ組み合わせがあって、一様ではないはずだ。私は自分の立場を明確にわかりやすく著者に伝える工夫を怠ってはいけないのだと、改めて思わされた。


この場にもっと色々書いてみたい気がするが、まだ、上手く自分のこころの中で整理が仕切れない。
きちんと考えをまとめて、書いてみたいと思う。

ということに、嘘偽りはないのだが、この項目若干書き換える、もしくは手を入れる事があると思います。(誤植の訂正も含めて)
どなたに読んでいただいているのか、書き手の私にとっては不明ですが、念のため。