編集者に必要な本

 上司に、「編集者としての必読書って、なんだ?」 と聞かれた。
 一番最初に思いついたのが、日本エディタースクール出版部刊の「新編 出版編集技術」と、岩波新書『職業としての編集者』の2冊。
 しかし、いかにも古い。古いことが悪いわけではないが、これから編集者になる人に、現在勧めるのに、適しているか? と、問われれば甚だ疑問だ。この2冊の書籍は、いずれも編集者として必須の書籍であることは間違いない。前者は技術について、後者は編集者としての心構えとして。不朽の名著であることは間違いない。
 ただ、これだけでは、現在編集者としてはやっていけないのではないか? という疑問を感じているのである。

 そこで、Webcat Plus(http://webcatplus.nii.ac.jp/)で、「編集者,出版」をキーワードにして、検索して、上位10項目を挙げてみた。
 意外と満足できる、検索結果を得られたので、上司には、上記2冊と、この検索結果10点と、今話題の安原顕の『「編集者」の仕事』を報告して、取り急ぎ上司からの報告とさせてもらったのだが、私の中では、それで済む問題ではなさそうな気がした。
 ついては、少しずつ、自分の仕事について見つめ直して、メモとして掲げていくのも悪いことではない、これを自分の課題として、それこそ「つれずれなるままに」まとめていこうと思っている。

職業としての編集者 (岩波新書)

職業としての編集者 (岩波新書)

決定版「編集者」の仕事

決定版「編集者」の仕事