売れないよ

今朝、我が家の食卓で、

「昨晩、○○さんと、飲みに行って、彼の論文をまとめた企画を立てることにした」

 

と、家内に話す。

 

家内「いいね、でも、売れないよ」

と、答える。

 

これは、痛い。

 

ちょっと、というか大分ひるんだ。

 

なぜか、というと、私もあまり売れるとは思っていないからだ。ずばりホンネを疲れた感じ。

 

ただ、本が売れないというのは、一体どういうことなのか?

 

原価計算して、定価と発行部数の割合を考えて、採算がとれ、大きなもうけが出なくても、出版社としての再生産が可能であると判断し、そして、それを実行すれば、いいのではないだろうか?

 

だから、「売れないよ」というのではなく、

○○部しか売れない→○○部は売れる。と言って欲しい。

それが仮に100部だとしたら、100部で採算をとる方法を考えればいいのだ。

 

だが、○○さんの知り合いではあっても、出版人ではない家内にそれを求めるのはまちがっているとも思う。

 

家内が売れないといっているということ、それが1000部は売れないというのだろうか?500部ということなのだろうか?

もちろん、大手出版社だったら、こんな部数は眼中にないはずだから、もっともだけれども、仮に、500部売れたら、私としては大満足だと思っている。