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日本のいちばん長い日をみた

が遅くなりました。
日本の一番長い日の新作は、丁寧に作られていて、役者も頑張っていました。なかなかい作品であると思いました。
古いものを、私は、リアルタイムで観た記憶があります。そして、土曜日の夜BSプレミアムで放映したものを、録画でみたのでした。
ああ、モノクロだったんだ。というのが最初の印象、そして、明日、新作を観に行こうと思うほど、旧作は良かったです。
一つは、キャストとスタッフの気合いが全く違うこと。東宝のオールキャストだったのでしょう。
三船敏郎を筆頭に役者の存在感が違う。また黒沢年雄の狂気じみた演技も迫力満点。
それと、時代が戦争に近かったと言うこともあるのでしょうが、役柄・時代などに対する説明が少ないのですよ。
逆に言えば、新作は、「誰がどういう人」というようなことや、時代がどういう時代だったかということを、「丁寧に分かりやすく説明」しながら筋を運ぶという印象を受けました。
これ自体は、どこかの国の政府に対して国民に対してしようとしていて果たせなく、国民もそれを望んでいることですが、
丁寧はともかく、バカに「分かりやすい説明」するということは、必ず間違った部分・曖昧な部分を含んで説明することになって「言葉の相互主観性」という理論に基づき時間と場所が異なると共通認識としては崩壊するというように、
「丁寧な分かるいやすい説明」をすると、劇に於けるカタルシスの解放の力が、弱まるのです。
だから、作品を見終わったあとの感激が、薄い。「ああ、そうだったのか!」という物語で一番素敵な「気づき」の感激がなくなるのです。
 
あと、旧作は、昭和天皇を映すことを遠慮しなければ鳴らない時代だったけれど、新作ではもっくんがしっかり出ていてそれはそれでいい感じでした。ただ、昭和天皇にしては、体格ががっちりしていましたが。
見てソンはない映画だと思います。
 
ああ、それと、戦争なんか絶対ダメというこの作品の一番大きなテーマを感じさせられるのは、やっぱり旧作かなぁ